
一般社団法人Hiki-Link多文化共生ネットワークは、国籍、文化、障害、ライフスタイルなどを問わず、多様な人々が集える交流の場をつくることで、人々が違いを越えてつながり、支え合える社会づくりに取り組んでいます。
「Hiki-Link」という名称には、二つの意味が込められています。
一つは、Hiki-Linkが、ひきこもり(Hiki)経験という共通の背景を持つ仲間たちによって立ち上げられた団体であることです。孤立や生きづらさを経験してきた私たちだからこそ、同じように居場所を見つけにくい人々に寄り添い、人と社会を繋ぐ場をつくっていきたいと考えています。
そして、もう一つは、「Hiki」を「引き」という言葉に重ねた意味です。つまり、線を引くように、社会にLink(つながり)を引いて行く団体。人と人、地域と世界、異なる背景を持つ人々のあいだに、つながりの道筋を引いていく。そのような願いを込めて、Hiki-Linkという名前を掲げています。
私たちの活動の基礎には、二つの大きな理念があります。
- ソーシャルインクルージョン(社会的包摂)
社会の中で孤立しがちな方や、生きづらさを抱える人を排除するのではなく、一人ひとりの背景や特性や経験を尊重し、共に社会の一員として迎え入れる考え方です。
Hiki-Linkでは、ひきこもり経験、発達障害、孤立状態など「生きづらさ」を抱える人々が、安心して人と関わり、自分らしく一歩を踏み出せる場づくりを大切にしていきます。 - 多文化共生
国籍、文化、言語、価値観などの違いを持つ人々が、互いの多様性を認め合い、共に暮らし、学び、支え合っていく考え方です。
Hiki-Linkでは、外国人旅行者・居住者と日本に暮らす人々が自然に出会い、対話できる場所を築くことで、偏見や思い込みを解きほぐし、新しい理解とつながりを育んでいきます。
二つの理念が紡ぐ、尊厳ある社会へ
人々の孤立をやわらげるためには、社会の中に多様な形の出会いと参加の場が必要です。また、真の多文化共生を進めるためには、国籍や文化の違いだけでなく、障害、年齢、経験、生き方の違いをも包み込む視点が欠かせません。よって、この二つの理念は、私たちの活動の中で深く結びついています。
私たちは、異文化交流、街歩き、対話の場、オンラインコミュニティ、情報発信、映像制作などを通じて、異なる背景を持つ人々が互いに出会い、学び合い、支え合える場を育てていきます。